☆1月の例会

 今年初めての例会は、7名のメンバーが参加しました。
 始めに、総会を開きました。まず、代表、副代表、役員などを決めましたが、前年度の役員は留任し、新たに2名が役員に参加することになりました。次に、昨年度の活動報告を行いました。カウンセラーを目指す人が多いこともあって、エピソード分析の実習が多かったこと、会員数が増えたり、飛び込みの参加者もおられたりして、例会参加人数が多く、グループとしても動きやすくなったことなどがよかった点としてあげられました。今年度の活動としては、例会報告をすることを意識すること、などが話し合われました。最後に、会計報告を行って、総会は終了となりました。
 その後は、昨年末に子どもさんとのエピソードを提供していただいたメンバーさんからの報告を伺ったり、ここ1ヶ月の各メンバーで印象に残ったことを話し合いました。私は、年明けに咽頭炎で高熱を出して、週末2日間家で寝込んだときの話をしました。普段は、私が家にいるときは、5歳の娘が「食べさせて」とか、「だっこ」とか、(私から見ると、自分でできることをしない、という意味で不適切な行動だと思うこと)をよくしてきて、うっとうしいな、と思うことが時々あり、それで食事や外出時のときに軽い口論になっていました。しかし、私が布団で寝込んでいるとき、妻と娘がどうすごしているか観察していたのですが、普通に楽しそうに2人で会話して、上手に遊んでいて、平和に日常が過ぎていました。娘は私の所にもたまに来ますが、私が疲れるようなことはお願いせず、一緒にすこしゲームをしただけでした。それをみていて、「私が何もしなければ、平和に時が過ぎていると言うことは、、、毒を吐いていたのは、私のほうか。。」「娘も、状況に応じてちゃんと気遣いができるんだ。」という結論に至りました。一応、それに対して、「遊んであげられなくてごめんね」「気を遣ってくれて有り難う」と声をかけたら、娘は黙っていましたが、すこし照れた表情をみせてくれた気がしました。今年は、娘のいいところをもっと観るように心がける、という基本をしっかりと実行することが大切だと思いました。
 まだ、つたない例会報告ですが、何とか、今年は、メンバーで協力し合いながら、例会報告を続けたいと思います。

☆2月の例会

2月28日、例会を行いました。4名(男性1名、女性3名)の参加でした。
前半は、最近の出来事について話し、ケースセミナーに参加した学びのシェアリングをしました。
そのあとで、アルゴリズムを使ってエピソード分析を行いました。
事例は私が出しました。最近は子育てネタより夫婦ネタが豊富でして、夫とのことを相談しました。

我が家は夫、長女(高3)、長男(高1)と私の4人家族です。今年は長女が大学受験なのですが、夫も大学受験をしたいということで、娘と一緒にセンター試験を受けました.エピソードはちょうどそのセンター試験の日の朝の事です.私は、2人分のお弁当や朝ご飯をつくるのの忙しくしていました。そんな朝の食卓の場面です。

息子:ママ、ぼくの分もミルクティー作ってよ。
私:えー、ちょっと忙しいし自分で作ってよ。(もう、忙しいのにー。でも、ママに作って欲しいのね。やっぱりかわいいなぁ。それくらい作ってあげようかなぁー。)
息子:えー、ママ作ってよ。
夫:いい加減にしろ!自分で作れよ!(と突然怒鳴る)
私:パパも試験の前でイライラしてるのかなー。
娘:パパ、そういうのやめて。
夫:……。

この後、私は息子にミルクティーを作ってあげました。夫も、他のみんなも、これ以上何も言いませんでした。

思春期以降の息子さんがいるお母様方はよくご理解いただけるかと思うのですが…。
ここでの、息子の言動について私は陰性感情がないんです。まあ、「忙しいときに」というのは多少あるんですが、それよりも甘えてくれる息子がカワイイのです。まだ息子が小さいころ「声変わりする頃にはかわいくなくなっちゃうのかしら」と言う私に、アドレリアンの先輩が「そんな頃になっても息子はかわいいのよ」言ってくれたことがありました。本当にその通りで、今では、私の方が息子にちょっかいを出したくて、ほっぺをつねってみたり、後ろから抱きついてみたり…と、いろいろ不適切な行動で注目関心を引いているような状況です。

そんな風なので、その息子との(蜜月)関係に夫が怒鳴って割り込んだことに腹が立ったのでした。
その部分を取り上げてもらいました。

対処行動は、「パパも試験の前でイライラしてるのかなー。」
ライフタスクは夫が「いい加減にしろ!自分で作れよ!」と怒鳴った事です。
私の感情は怒りで、±5段階でいうと?4くらいでした。
考えた事は、「何であなたが介入するの?!こうやって(いつも)感情的になるからダメなのよ。あーこんな夫がイヤだ。感情を使って相手を思い通りにしようとするのって最低!」でした。

でも、一方で、夫の良い意図も考えていました。夫は忙しい私の味方をしようとしてくれているし、息子が自立して、忙しい母を気遣って自分のことは自分でするように成長して欲しいと願っているのだと思います。
そして、試験の日の朝に、言い争って嫌な気分になるのも避けたいと思いました。
それで苦肉の策として出た対処行動の言葉が「パパも試験の前でイライラしてるのかな」だったのでした。

仮想的目標は、「ごめん、感情的になったらダメだよね。俺のいつものパターンだな。これからは気をつけます。」でした。

もちろん、私は競合的ですよね。
そこで、次に私的感覚を探しました。

「感情的になってはいけない、感情でもって相手を思い通りにするのは恥ずかしい、みっともない」というのがあるのですが、これだと否定文だから肯定文にしてみよう、ということになりました。
それで、私的感覚の文章にしてみると…
「およそ人と言うものは、常に冷静でいなければならない」となりました。
冷静でいると、相手を思い通りにしようなどと愚かなことも考えないし、もっとも有益な行動を選べる、と思っているのだと思います。そのためには冷静でなければ、と。

ここで、「I should be cool. なのかな」と他のメンバーが言ってくれました。
そして「cool の二項対立になるのは何かな」とまた別のメンバーが言いました。
それで、foolish や upset などのゲッシングがありました。私に英語の語彙力がないことも災いして、どうもしっくりきません。でもupsetはひっかかる感じです。そうして考えているうちに、ヒットするものが浮かんできました。

Out of control

これが、私が最も恐れている事のように思います。まるで地面が揺れて足下から崩れて行くような恐怖を感じます。日本語で考えると「手に負えない」という感じでしょうか…。
Cool の反対がOut of controlというのは実は少しズレているのかもしれません。でも、この分析のおかげで深い気付きがありました。

その後、代替案をだしました。
代替案を考えてからロールプレイをしました。

まずは実際の場面をやりました。この日唯一の男性メンバーが夫役を演じてくれました。「妻のことも思って言ったのに、試験前だからとか見当違いのことを言われた感じだった。それより、娘の一言が効いた」というような感想をいただきました。
その後、代替案をやりました。夫の思いを汲みつつ、私が伝えたかったことを言葉にしてみました。

「私の味方をしてくれてありがとう。でも、ここは私とシュンちゃんの間の話なので、任せてくれる?」
夫さん役のメンバーは、ああそうか、と引き下がってくれたようでした。「はじめのセリフよりはずっといい」と感想をもらいました。娘役のメンバーも、「もう、私が言うことはないな、という感じ」と感想くれました。

ここで私が学んだのは、やっぱり、本当に伝えたい事(ここでは、夫に課題の分離をわかってもらいたいこと、怒鳴らないでほしいこと、)を素直に伝えることの大切さ、です。
私は、みんなの気分を悪くしたくない、という貪欲さで、余計なことを言ったなあ、と思いました。「場」さえもコントロールしたいという…なんと恐ろしい競合性でしょう。
そう考えると、思い当たることがいろいろあります。陰性感情があるときほど、閉じた質問をしてしまう傾向があるのです。閉じた質問で相手の返事をコントロールしたいのだなぁ、と改めて気がつきました。

事例の分析をしてもらってたくさんの事を学んだのですが、こうして学びをまとめてみるとまた新たな気付きがありました。
私は、夫が課題に介入している!と怒りましたが、次に夫が息子に対して怒鳴ったことは、夫と息子の課題ですよね…。そこに私が介入して課題の肩代わりをしているんだ…。
なんと、介入好きな夫婦なのでしょう。パセージを復習しないといけませんね。私がよいモデルになれていないことがよくわかりました…。

と、まあ反省好きな私ですが「雑草を抜くより花を咲かそう」で終わりたいと思います。
陰性感情が起こったときに、何はともあれstopできたのはよかったな。次は、もっとしっかりcalm downして、陽性感情になって、フランクに自分の思いを伝えられるようにしよう。「ありがとうね。ここは私に任せてくれる?」というのは使えそう。
自助グループで私的感覚をしっかりみつけてもらえたのは、みんなの力だなぁ。クライアント(私のことです)も賢かったな(笑)。
なんだかんだいって、仲良しの家族だな。
家族みんなが居心地よく、くつろいで暮らせるようにしていけるといいな。
そして、みんながそれぞれ責任をもって役割を果たして、暮らしていけるといいな。

自助グループでも、メンバー同士お互いにエンカレッジカードを渡して終わりました.
また次の例会を楽しみにしています。

☆3月の例会

3月29日の例会は、男性2名、女性5名の参加でした。

3月に行われた特殊講義と演習@京都「育児のアルゴリズム」のテキストを中心に、と きおり「かささぎ座」の学びのシェアリングを交えながら、「育児のアルゴリズム」の 復習をしました。

まずは、アルゴリズム#1です。テキストを読んで、学んできた事や感想を共有しまし た。そしてそのまま演習をしました。事例は私が出しました。

 我が家では3月中旬からペットのレインちゃん(猫)が膵炎を起こしてしまい、毎日 点滴のため家族で交代して動物病院に通っていました。(お陰さまでレインちゃんの体 調は回復しましたが、まだ膵炎の数値が高く…。今週から、通院回数を減らすため自宅 での点滴を開始することになりました。)
 エピソードをご紹介します。その日は娘(18歳:4月から大学生)が引き受けてくれ ていました。ちょうど、治療食があと1食分くらいで無くなりそうだったので、私は「 必ずご飯(治療食)を買ってきてね」と伝え、娘も了解していました。
その日の夜のことです。私が帰宅して…
私:今日無事に行けた?ありがとうね。ご飯(治療食)買ってきてくれた?
娘:うん、行ってきたけど、ご飯(治療食)は、名前(銘柄)がわからなくって買って こなかった。
私:えー!必ず買ってきてって言ったのに…。ご飯(治療食)無くなっちゃうよ…。( 感情は?2)
娘:うん、また明日、名前(銘柄)をみてから、と思って。
私:そうか…。でも買ってきて欲しかったなぁ。受付で聞いてみてくれたらよかったの に。明日は必ず買ってきてもらわないと。明日はシュン(息子:新高2)だっけ。
(ああ、またこんな感じだなぁ。無くなったら困るから頼んだのに…。事の重大さが伝 わってなかったのかなぁ。でも、銘柄がわからないと買えないって思ったのか…。聞け ばいいのに、そこは気がつかなかったのかな…。なんとか明日の分はあるし…。ココで STOPしないとな…。)

 最近私は、まあまあSTOPできるようになり、この時も私の陰性感情は伝わらなかった のか、娘が陰性感情を持った様子はありませんでした。でも、私の中にはモヤモヤした 感じが残っていました。

 娘のセリフ「名前(銘柄)がわからなくって買ってこなかった。」に注目して、アル ゴリズム#1の手順に沿って考えました。私は(またこんな感じ)と考えていますが、 娘は人に聞くのや電話で問い合わせるなどが苦手で、コンビニなどで買い物するのも「 最近(振る舞い方に)やっと慣れた」と言っているくらいでした。自宅のあるマンショ ンのエレベーターに他の階の人と乗り合わせても、他の階の人が降りてすぐに「閉」を 押すと悪いと思って少し待ってから押している、などと言っているような子です。でも 内気というよりは、昔から外面(ソトヅラ)がいいところがあって大人っぽく見られる タイプです。

子ども(娘)の現実評価は
・私は(大人の)振る舞い方を知らない
・人々は(適切に振る舞わないと)助けてくれない
・運命は(物事が)動いているときは手に負えない
・世界はルールを知らないと受け入れてくれない
というような感じかな、ということがわかりました。

子ども(娘)の非現実的な理想は
・いつでもどこでもソツなく行動しなくてはならない
・間違えるくらいならやらない方がマシだ

 となりました。

 「座布団1枚!」をいろいろと考えました。
 メンバーが、「いつになったらオバサンになる?」というセリフを提案してくれまし た。
 うーん、なるほど!でもそれだと「40歳になったら」とか言われそう。18歳の女子に 「いつになったらオバサン…」はちょっと厳しいかも。とはいえ「いつになったら大人 になる?」ではなんだかそぐわないような…。18歳って、なんて微妙なお年頃なのでし ょう…。
 しかし、「いつになったらオバサン…」と言っていただいたお陰で、気づいたことが ありました。つまり、もうちょっと「必要な場面では厚かましくなって欲しい」のです 。これまでも「そこで遠慮しなくても…」とか、「ちょっと聞いてみたらよかったのに …」というような場面があり、今回もそういうことだったんだ!とわかりました。
 もう一つ気がついたことがありました。「オバサン」ということで自分自身を振り返 ってみると…。私が「オバサン」になれたのは、子どもが生まれたりして、なりふり構 わず、どうしてもやらなくちゃならない!という事が増えて、遠慮したり恥ずかしがっ たりしている場合じゃない、という風になってからだったよな…。そう考えると、18歳 の娘に、既にオバサンの私と同じレベルで「厚かましさ」を要求するのはちょっと酷か も。娘が少しずつ、少しずつ、できるようになってきているのは知っていたので、それ を待つのも大切かも…と思えるようになりました。(先日は1人でサンダーバードに乗 って高岡まで行き、1人でホテルに泊まる、という経験もしました!)

 でも、せっかくだから何か伝えられることがあるかな…と考えて「座布団1枚!ホー ムラン!」にはならないかもしれないけど「ヒット!」くらいのセリフをメンバーさん が考えてくれました。

 「あなたが嫌なのはよ?く知ってるけど、レインちゃんのために、もう少し厚かまし く聞いてみて欲しかったわ」

 これなら、伝えられそうです。
 最後に、皆でエンカレッジカードを書いて終わりました。

☆4月の例会

4月30日活動報告です。

  参加人数 9人
  内容   「育児のアルゴリズム ♯2結末の体験に関して」の復習

「子どもの行動の結末が危険でない場合は、介入しない側を選んでもかまいません。 危険な場合とは次のようなことです。」「ものを壊すなど破壊的な結末がない」 について、私はいつも判断に迷いますと質問しました。

エピソード(兄5歳・妹2歳)

兄 カプラや積み木で立派なものを作る
妹 悪い顔で近づく
兄 「さわったらアカンで!」
妹 黙って手を振り下ろして壊す 兄 「あー!!壊したらアカンって、やめてー、やめてー。」
妹 「見てるだけやし」と言って、もう一度壊す。
兄 「アカンって言うてるやろ」
  「うう〜、許さへんで。グーパンチするぞ」と手をグーにして妹の顔に近づける。
妹 泣く。「おかあちゃーん。おにいちゃんがー。」
兄 泣く。「(妹)が壊した。もう直せへんわ。どうしたらええのー。誰か直してよー。」

おもちゃが使えなくなるような破壊的な結末ではないけれど、 完成した作品?と同じものは二度と作れないので、破壊的な結末のような気もします。
私はいつも迷うなーと介入してみたり、しなかったり試していました。

メンバーと話し合った結果、それぐらいで介入しなくていいという意見あり、 大作だったら介入したいよねという意見あり、お母さんの主観が大切なのでは という意見あり、でした。

「このことから子供は何を学ぶだろうか」という視点を大切に、どのように介入 するか話し合い、練習もしました。

・助けが必要か本人に聞く
・どのように助けて欲しいか相談する
・あなたにできることはあるか聞く

開いた質問をするようにしつつも、5歳には選択肢が少ないので、 こちらからエンカレッジな選択肢を用意するのも大切だと話していて 気づきました。

最後に学んだことはなんですか?の発表とエンカレッジカード交換をしました。

いつもお世話になりまして、ありがとうございます。
その後・・、毎日のように同じことが起こっているのですが、 2歳さんが「自分で!!」と何でも自分でしたがり、思うようにいかないと 暴れていて、落ち着いてお話ができていません。
もうしばらくは2歳さんのお世話優先の日々になりそうです。

すぐに5歳さんと話し合ったことを、報告できずに申し訳ございません。
少しでもメンバーのみなさんのお役にたてればと思うのですが、 また進展がありましたがご報告いたします。

☆5月の例会

 新規の方と、他県からのお客様がありました。
 エピソード分析を練習しました。

 「今日はどんなお話ですか?」

 「6歳男の子と3歳女の子がいます。お兄ちゃんが私の怒りスイッチを押すんです。今朝も・・・
 (今日は早く準備をしてお出掛けしたいことを子供に伝えているのに、お兄ちゃんが準備をなかなかしなくて、落ち着くために子供から 離れて洗濯をしたけど、結局怒ってしまった。)」

 「書き出してもいいですか?」

【エピソード】
 母  落ち着くために子供から離れて洗濯物を干している。
 子  「ママー、僕はねー、ママの声の調子とか、態度とかで 急いでるなーとか、怒りそうやなーとか、わかるんだよ」
 母  「わかってるんやったら、はよしーや!
     わかってんのに、何でいっつもいっつも怒られるまでやらへんねんよ。 (妹)ちゃん3歳やのにもう全部終わってんで。」
 子  しゅんとして、用意をし始めた。

 @対処行動をチェックして、感情の点数をつける
 「わかってるんやったら、はよしーや!わかってんのに何でいっつも・・・」
 Aライフタスク
 用意をしないで「ママの声の調子とか、態度とかで・・怒りそうやなーとかわかるんだよ♪」
 B考えを聞く
 わかってるんやったらやれや、怒らせたいんか
 C本当はどうなってほしかったんですか?
 テキパキする。「そうだね。急ぐよ。」と言ってもらう。
 「『自分のができたらママのも手伝うよ』、というのはどうですか?」と提案があり、「いいですね。」とクライエントは答える。

 ここまできて、ライフタスクと仮想的目標が裏返しになっていない。
 クライアントが納得いかない様子にカウンセラー役が気づき、エピソードを取り上げる部分を変更しました。

【エピソード】
 朝、子供は自分で起きてきて、時間はたっぷりあった。
 母親の気持ちは穏やかだった。
 母 「今日は7時30分に出たいから、何をしたらいいかわかる?」
 子 無言で頷く。
 母 「ママは洗濯とかしたいから、おもちゃをリュックに入れたり、 自分のことは自分で頑張ってね。」
 子 ペットボトルに水を入れて遊んでいる。
   (30分以上経過)
 母 「顔を洗って着替えてね」
 子 「うん」ペットボトルに水を入れて遊んでいる。
 母 落ち着くために離れて洗濯をする(最初のエピソードに続く)

 @対処行動
 「顔を洗って着替えてね」
 Aライフタスク
 用意をせずにペットボトルに水を入れて遊んでいた。
 B感情の名前はなんですか?
 焦り
 Cどんなことを考えていましたか
 早く用意してくれたらいいのに。また遅刻する。妹は言われなくてもやるのに。
 Dペットボトルに水を入れて遊ぶのは、どう都合が悪いのですか?と焦りの中身を聞く
 Eどんなふうになればよかったですか?
  すぐに顔を洗って着替えてくれる。テキパキする。
  「『終わったらママの分も手伝うね』というのはどうですか?」と提案があり、
  クライエントは「そう言ってくれると、とても嬉しいです。」と答える。
  「では、それを仮想的目標に・・・。」
 F協力的だと判断する
 G目標の一致、対処行動を相談する
  協力的な目標の場合、そのままお願いしてみるというのは?ということで、
  「顔を洗って、着替えて、ママを助けてね。ママ、すごく急いでるねん。」
  と子供に助けを求めることにする。
 Hロールプレイする
  (最後のロールプレイは、一緒に来ていた子供(本人)が参加)

●本日学んだこと

 ・エピソード分析をするときは、クライエントが感情的になっている大火事の 部分ではなく、その前の部分を分析する。

 ・急いでいるということが、子供に伝わっていないかもしれないので、
 「時計の針が下に来るまでに、着替えてね」など、相手に伝わるように工夫するといい。

 ・母親が忙しく、子供がやることが少ない場合は、子供に助けを求めることもできる。
 (協力的目標であれば、言っても構わない)

●クライエントの感想
 命令されるよりも、頼られたりお願いされたほうが、喜んで行動してくれることがよく分かりました。

●長い報告になりました・・。読んでくださった方、ありがとうございます。

 「今日は○○だから、何したらいいかわかる?」という言い回しを、私は時々しているように思います。
 今回のクライエントさんは、その部分に陰性感情はなかったと言われていましたが、私の場合は陰性感情を持って「わかってるでしょうね?」  という感じで言ってます。
 最初にエピソードを聞いたときに、何となく引っかかったのですが、リーダーさんが、もう少し他の言い方をするといいかもというようなことを言われているのを聞いて 気づきました。いけませんね。反省です。
 では、次回例会も、みなさんよろしくお願いします。

☆6月の例会

6月27日は男性2名、女性7名の参加でした。
今回も、カウンセラー養成講座を受講予定のメンバーさんに実習してもらいました。ク ライアント役は私でした。

エピソードは、高2の息子とのある朝の会話です。球技大会のために作ったクラスTシ ャツの代金についてのやりとりです。( )の中は感情を ?5 ? +5 で記しています。

子:ママ、1,800円ない?(-1)
母:2,000円しかないわ〜 (引き受けるかどうか迷ったけど、引き受けた)
子:お釣りがない方がいいんやけどなー。封筒も欲しいんやけど (-1)
母:誰に渡すの?
子:先生 (-1)
母:いつまでに渡すの?
子:きのう(-3)
母:2,000円渡すし、ジュースでも買ってくずして、もっていって
子:えー (-3)
母:昨日のうちに言ってくれればよかったのに
子:昨日は早く寝てたし
母:いやいや、晩ご飯のとき、起きてたやん。朝、言われても用意できない時があるし 、
  これからは朝言われて無理なときは断ることもあるからね!
子:・・・。

分析は次のように進みました…
【対処行動】「2,000円渡すし、ジュースでも買ってくずして、もっていって」
【ライフタスク】「きのう」

【ライフタスクを受けて考えたこと】
「またか。前からわかってたことだよね。期限守ろうよ!
 社会生活で大事やで、大人になろう!
(何度もやってるんやから)失敗から学ぼうよ!」

【仮想的目標】
そやなー。期限昨日までだし、早く持って行くわー。
ちょっと僕も反省して、これからはちゃんと他のものも期限内に出せるようにするわ。
いい加減僕もしっかりしないとなー。

息子は、提出期限を守らないことが多くて、それが気になっていました。それと、何度 も繰り返していることなので、「いいかげん失敗から学ぼうよ!」とも思っています。

カウンセラー役さんが、競合的にとるか協力的にとるかのところで迷い、カンファレン スしました。
カウンセラー役さんが迷った理由は、以前私が「子育ての話題は、協力的に持っていく 方が勇気づけになる場合が多いよ」と言ったためでした。しかし、今回の場合、私自身 が「競合的です」と言っていたので、そのまま「競合的」にとっても良かったね、と後 から話しました。

これは私の意見ですが、子育ての話題の場合、本当に協力的な目標は多いと思います。
しかし一方で、陰性感情があるということは、どこかしら競合的な側面はあると思いま す。そのなかで、カウンセラーが、どちらがクライアントの成長と相手役さんの成長に つながるかな?と考えてクライアントと相談しながら作っていくのが良いのではないか 、と思っています。なので今回は、アドラー心理学に随分慣れているクライアントです し(笑)、競合的ととって進めるほうがおそらく勇気づけに繋がるのではないか、と思 いました。

カンファレンスでは、
「このケースはアルゴリズム#6の悪癖の消去だから、目標は達成できないと思う」 「彼は、ちゃんとしないといけない時は期限を守っていて、多少遅れても大丈夫な範囲 で判断して動いていると思う。」
「彼は困っていないのでは?」
「彼はこれからもずっとこのように生きていくと思う」
「課題の分離をしっかりした方がよいのでは?」
「パーソナルストレングスを探して、感情の制御をした方がいいのでは?」
「大切な話は使えるかも?」

などなどの意見がでました。
こういうカンファレンスをすると、黙って聞いているクライアントは不思議とクールダ ウンしてしまうのですよね。ともあれ、練習なので、まずは課題の分離をやってみるこ とにして、そのあとパーソナルストレングスを探しました。

クライアントの私が考えていたことは、パーソナルストレングス探しはすでにいつもや っているので、自分で探してみても構えが変わらないのよね…。ということでした。 カンファレンスを通じて感じたのは、カウンセラー側に、不適切な行動の中の適切な側 面をしっかり見つけて、そこでの子どものパーソナルストレングスをしっかり伝える力 が必要、ということです。
これがないと、クライアントの構えが変わらないまま「わかってるけどね?」と抵抗さ れてしまいます。

今回は、カンファレンスの中で、いろいろと息子のパーソナルストレングスを見つけて もらったことから、私の構えが変わったように思います。

そこで、クライアントとしての代替案は…

そもそも、「1,800円」と言ってきた時点で、迷ったけど共同の課題にして引き受ける 決心をしたんだから、だったらもっと機嫌よく引き受けたらよかった。たとえば、
子:ママ、1,800円ない?
母:はいはい。わ、残念。2,000円しかないわ〜。どうしよう?2,000円でどうにかして くれる?

というようなやり取りにすれば、息子の方から、「しゃーない、どっかでくずすわ…」 と言ってくれたかもしれません。

また今回、カンファレンスが長引いてしまったこともあり、途中からエピソード分析の アルゴリズムからはずれてしまったことは反省点でした。

そこで、もしも私的感覚を出すとしたら…。クライアント自身で考えてみると…

@およそ人というものは(いつも必ず!)失敗から学ぶべきだ。
Aおよそ人というものは、期限は守るべきだ。

があるな…と思いました。
@の「失敗から学ぶべき」の方が、私の中では強くあります。でも、この事例の場合、 息子は失敗とさえ思っていない可能性もありそうで、これを押しつけるのはまったく筋 違いの可能性もあり競合的です。

Aの「期限は守るべき」は、ひょっとしたら協力的に持っていくこともできそうです。 そもそも、息子自身も「忘れてたけど、早く出さなきゃ」とは思っている様子です。こ れが小学生ならば、落ち着いた時に提出期限について話し合うこともできそう。しかし 、高校生なのでねぇ…。きっと知っているでしょうし。せめて「できるだけ早く提出す る」ことに協力するしかないのかな…。

これについて、「今回、提出が遅れてしまったんだけど、息子さんはどんなことを学ん でいると思いますか?」「どんなことを学んで欲しいですか?」などと聞かれると、「 ちょっとくらい遅れても何とかなるって学んでるかな。ただいつも遅れるわけではない ので、息子なりに、絶対出さないといけない物はちゃんと出しているような気もします 。できるだけ些細なものでも提出期限は守って欲しいけど…。それについて目標にする のは難しいかな…。でも、いろいろな予定などをどうやって整理して段取りするか、と いうようなことは彼も少し困っているみたいなので、それについては手帳の使用を提案 するとか、何かお手伝いできるかもしれません…。」とアルゴリズム#6の新しい習慣 づくりの方向で話し合うことは、ひょっとしたらできるかも…。(高校生というのが微 妙ですが…。)

しかし、「私」というクライアントの厄介なところなのですが、@の方を処理しておい てもらわないと、きっとAについてのカウンセラーとの話し合いに抵抗してしまうと思 うのです。
今回は、カンファレンスのなかで「息子は困ってない」とか「このまま生きていく」と か言われたことで、私の中で「ああ、彼にとっては失敗というほどでもないのかも…」 という洞察がありました。なので、抵抗がなくなったのだと思います。

ともあれ、カウンセラー役さんは、大変おだやかで、おちついていて、しゃべりすぎず 、うなづきすぎず…クライアントがリラックスして話せる雰囲気を作ってくれました。 常にクライアントの味方でいるという勇気づけのオーラが伝わってきました。これは、 本当に素晴らしいことだと思います!
エピソード分析の手順も、途中までは大変スムーズでした!
初めての、みんなの前でのカウンセラー練習でここまでできたのはスゴイと思います。
グループみんなで応援しています。グループに次のステップに挑戦しようという仲間が いることは、みんなの成長につながるなぁ、と思います。みんなで一緒に学んでいきま しょうね!

☆10月の例会

例会が終わり、「どなたか報告アップしてくれませんか?」と、一度みなさんに投げかけられた時は、(文章書くのが苦手だしなぁ・・・。どうかあたりませんように・・・。)と非協力的になっていました m(__)m
すると、「クライエントさんの妻という視点の感想ってのは、おもしろいんじゃない?」という声をいただき、(ほんと!それはちょっとおもしろいかも!)と、『新しい視点』とか『おもしろさ』とかいうキーワードから、ムクムクムクっとなにかが湧き上がり主体的にお引き受けしちゃいました。『妻視点』は後半にでてきますので、しばしお付き合いくださいませ。

出席者:9名  会員7名(男性3名・女性4名)・ ビジター参加2名(女性2名)

定例会:@カウンセラー養成講座についての感想シェア
     A錬成講座についての感想やアルゴリズムの復習シェア
     Bエピソード分析実習 1事例
     C全体シェア

新しいエピソードシートとアルゴリズムについて、手順をみなさんで復習シェアし、カウンセリングの形式でのエピソード分析を1事例することになりました。

【エピソード分析実習】

今回の事例提供者はMさん。(私のだんなさま)
当日の朝の出来立てほやほやのエピソードを提供してくださいました。(もちろん私がライフタスクですσ^_^;)

錬成講座やワークがある講座では、だんなさまとは別のテーブルに座るようにしていたので、今回はじめて夫が事例提供者、わたしはギャラリーという形で、最初からエピソードを聴くことができました。
エピソードを聴いた瞬間からちょっと吹き出しそうでしたが、終わるまではツッコミNG&お口チャックしようと決めて見始めました。

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〈エピソード〉
外出前、洗面所で塗り薬をつけようとしている時

妻「ファスナー上げて〜」  -1
私「ちょっと待って。今薬さわってるから」
妻「わかってるよ」     ±0〜-1
私「ちょっと待ってな」
妻「わかってるよ」     -3
私「・・・」 薬をつけおわり手を洗ってから、妻のファスナーを上げた。
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エピソードと周辺情報を聴き終わった時点で、カウンセラー役さんが作戦会議をとり、それぞれのデザインをシェアしました。
協力的にとり、相手の善い意図を見つける。
競合的にとって、私的感覚を出してみてはどうか。
パセージプラス19−Lの相手の善い意図を見つける。
相手の善い意図を知るために、相手のエピソード分析をする。etc他にもいろいろ出ました...
カウンセラー役さんは、『協力的にとり、相手の良い意図を見つける』というデザインで分析を進められました。

対処行動:  「ちょっと待って。今薬さわってるから」
ライフタスク:「ファスナー上げて」 -1 (とまどい・困惑・焦り)

仮想的目標: 「バタバタしてるのにごめんね。薬さわってるのにね。協力して早く家でようね。」

クライエントさんの発言がちょっとネガティブに振っていったところで、
カウンセラー役さんが、「『ファスナー上げて』といった奥さんの意図はなんだったんでしょうね?」質問をすると、

CL: 「身体固かったんかなぁ」「横着なんかなぁ」  (会場大爆笑)

一旦、全体シェアに戻り、
「きっと、相手役さんの『この場面の適切な側面』とか、『善い意図』を聴きたかったんだよね」と、言葉をきっちり使わないとクライエントさんの中にある「協力的な言葉」を引き出せないんだなと、みんなで学びました。
あと、
「『ちょっと待って、今薬つけてるねんから』ってセリフは、ちょっと拒否されているみたいに感じるかも」という感想がでて、せっかくクライエントさんが『後でやろう』という気持ちはあるのに、それが伝わっていないんじゃないかということになりました。
そこから、カウンセラー役さんに戻り、最後まで丁寧にまとめてくださいました。

最終的には、
代替案:  「ちょっと待って。今薬さわってるから」 → 「薬ぬって、手を洗ってからでいいかな?」

と具体的なクライエントさん本人の行動を入れた代替案ができあがりました。
◆クライエントさんの感想
拒否しているつもりはなかったのに、相手にはそう聴こえるんだとビックリした。
自分がこれからする行動を具体的に伝えることが大事なんだと思った。
作戦会議を聴いてしまうと影響されてしまうから、次回からはその間は席を外そうと思う。

◆妻視点
今回、彼が見ている世界を垣間見れたような気がして、とても新鮮でした。出来事は当日の朝のことだったけれど、記憶に残っているエピソードは、私とはセリフが違ったんです。それぞれの目線で編集されていて、きっと私が覚えているセリフもあいまいなんだろうなと気づくことができました。もちろん、冒頭にエピソードを聴いた時は、(えー!全然ちゃうやん!)と心の中で叫んでました。(ごめんなさいm(__)m)人はそんなあいまいな記憶でもって、なにか目的を達成しようとする生き物なのだとしたら、やっぱり協力的でみんなが幸せに暮らせるストーリーに置き換えて生きる方がいいなと実感できました。

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≪ちなみに私が覚えているエピソードは・・・≫

私「ファスナーあげてくれる? 後でいいから」
夫「ちょ、ちょっと待って! 今薬つけてるねんから」-1
私「だから後でいいって」
夫「今無理やから」-2
私「わかってるって」
夫「・・・。」±0
夫が薬をつけおわり手を洗ってから、ファスナーを上げてくれた。+2
私「ありがとう」
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てな感じです。
でも、私が最初に言った「後でいいから」の部分は、彼には聴こえてなかったようでした。
言い終わる前に「ちょ、ちょっと待って。」がかぶさってきてたから。
わたしは、わたしで(だから、ちゃんと聴いてよ。後でって言ってるやん。わかってるって。)って思っていたのでした・・・。(バリバリ競合的)

私にとっては、笑いの渦の中、だんなさまのエピソード分析を目の当たりにする貴重な機会をいただけて、とても感謝しております。楽しい雰囲気をメンバーみんなでつくってくださっているからこそ、ライフタスクを作り出している張本人ですが(笑)、客観的にみることができました。
そのおかげで、自分自身のエピソード分析をするよりも、さらにパワフルで、たくさんの気づきがありました。

私がお願いしてるくせに、彼の反応に私も陰性感情を持って、競合的な対処行動を起こしていたことが客観的にわかったことと、彼がはじめから『ファスナーをあげてあげよう』と協力的に思ってくれていることが、ちゃんと言葉で確認できたこと。そして、これから私がするべきことが見つかりました。
「あなたの今の状況はわかっているよ」という配慮を先に伝えていなかったなぁと思いました。
今度からお願いごとをする時は、
「◯◯してくれる?、後でいいから」ってお願いしていたのを、
「それ終わってからでいいんやけど」と言ってから「◯◯してくれる?」と伝えてみようと思いました。

お互いに協力しようという思いはたっぷりあるので、もっとよりよいコミュニケーションにできそうです。
同じお願い口調でも、先に耳に入ってくる言葉って、私たち夫婦にはとても大切なのかもしれないなと学びました。

あと、この事例のおかげで、
陰性感情あるエピソードを探すのって、なかなか大変だなと思っていましたが、めっちゃ腹立ったこととかではなくても、些細なちょっと陰性感情が動いたくらいの簡単な内容でも、充分に提供できるのだなと勇気づけられました。
しかも、そんな気にならずに、さっと忘れちゃうけど繰り返しているパターンを、新しく発見できてとっても満足しています。練習会用にも、ネタ帳にちょこちょこ書きためようと思いました。
さらに、ひとつの事例から、グループのみなさんそれぞれの感想をシェアすることで、さらなる気づきもあり学びが深まりました。ほんとグループの力ってスゴいですね!ありがとうございました。

長くなりましたが、お読みくださったみなさま、ありがとうございました。
ぜひ京都アドラーグループにもご参加くださいませ。

☆11月の例会

今回の参加者は、男性3名、女性3名の6名、そのうち、1名が初参加者でした。
最初に、連絡事項を話した後、事例検討を行いました。
私が、カウンセラー役、Aさんがクライアント役になり、Aさんのエピソードを伺いました。

Aさんがトイレにはいっているときに、リビングの会話が聞こえてきました。
息子B君:「おなか痛い」
妻:「ええっ? パパにトイレ、はよ出るように言いや」
B君:「おなか痛いねん」
妻:「パパにゆったん?」
B君:トイレの前まで来て、「パパ、トイレ、代わってもらえますか?」
私:(ドア越しに)「オッケー、オッケー、すぐ出るわな、ちょっと待ってや」と言いながら、急いで出る準備をする。
妻:(リビングから大声で)「しゃべっているヒマあったら、はよ出てきいや!!」
私:「・・・だからあ、いま、やってるでしょ!!」と妻にいう。
  トイレから出て、「ごめんごめん。出たで」と息子に言う。
B君:トイレに駆け込む。
(その後は、夫婦でのやりとりなし)

対処行動は、「・・・だからあ、いま、やってるでしょ!!」と妻にいう。
ライフタスクは、妻の「しゃべっているヒマあったら、はよ出てきいや!!」

感情は、怒り(-3)でした。
簡単に思考を伺うと、「いま、ちゃんとやってるやろ。これ以上は、はやくできひんねん。それが分からんの? 大きい声で一方的に、うるさいねん」など。

ここで、錬成講座で学んだエピソード分析のアルゴリズムをみながら、プランを考えました。カウンセラーの場合にチャレンジです。
プランとしては、奥さんに対して、競合的になっていることを確認して、協力的目標をさがす、というようにしようかな、とは思いましたが、「何を学んでもらおう」というのが思いつかず、一度カンファレンスを行いました。他のメンバーからは、本人と奥さんの両方の私的感覚を聞いてみるとか?などの意見ありました。 まだ、自分の中で具体的な部分が見えなかったのですが、ともかく、仮想的目標を聞きましょう、ということにして、カウンセリングを再開しました。

仮想的目標:「ごめん。ちゃんと急いでくれててんね。Bくんのことが気がかりで、私も焦ってたの。」
がでてきましたが、まだ+3程度で、キラキラのイメージではなさそう。奥さんにもっと謝ってもらいたいのでしょうか、と聞くと、自分が精一杯やっているのがわかってくれたら、それでいい、という返事でした。
ここでも、まだ、具体的な最終目標が思いつかず、、、カンファレンスをもう一度行いました。そこで、奥さんのよい所を聞き出してみたら、とか、もうすこし仮想的目標をしっかりとだしてみましょう、というアドバイスをもらいました。

もう少し時間をかけて話を聴いていたら、「Bくん、しんどそうやったから。」という言葉が付け加わって、「ごめんね、分かってる。でも、Bくんが、あまりにしんどそうやったから」で、+4になる、という話になりました。息子さんの苦しい状態にどう対応するか、ということなら、十分に協力的な目標としてとれそうな気がしたし、その方が楽にカウンセリングが進みそうと判断して、協力的目標に向けてどう代替案をだすか、という提案にしました。 最初は、対処行動の代替案がでなかったのですが、ライフタスクである「しゃべっているヒマあったら、はよ出てきいや!!」の後ろに「Bくんがしんどそうやねん。」とついていたら?と、私が問いかけたら、Aさんは、「ああ、そうなんや〜。もう、すぐ、出るから」といえそうだし、奥さんへの怒りも減っている、と答えられました。 そして、奥さんの言葉の裏側にある、よい意図や協力的目標(ここでは、Bくんの腹痛に対して家族で協力して対処する)をみるように練習する、という方向で、カウンセリングを終結しました。
まだ、クライアントに何を学んでもらうかが、なかなか見えてこないところが、私の課題ではありますが、いいアルゴリズム、いいクライアント、いいメンバーに助けられて、なんとか終了しました。
1つのエピソードでもいろいろな分析の仕方があるな、とか、夫婦は競合的になりやすいけど、子どものためなら協力的になりやすいんだな、とか、普段から、Aさんが奥さんに対して「わかってほしい」と思うことが多いのなら、その場合は上手に自己主張することを学んでもらう方がいいのかも、という意見や感想が上がりました。

☆12月の例会

12月6日(日)参加者6名
前回学んだことの報告、勉強会の報告、エピソード分析などをしました。

<エピソード>

3歳の子供が激しく泣いて暴れて、 歯磨きしてのポーズのまま、疲れて寝てしまった後のことです。

私 「寝ちゃったのー。歯磨きしたいんやけどなー。ちょっと失礼しますー。」
母 「起きたらどないするん」 −2 ≪ライフタスク≫
私 「え〜、虫歯になったらどないするん」 ≪対処行動≫
母 「また、さっきみたいになったらどないするん。怖いわー。
   そんなんせんでもええのに、ひきつけおこすで」  −4
私 「ひきつけって・・、てんかんみたいなん・・? 大丈夫ちゃう?」
母 「さっきも椅子の上で立って、危なかったし」  −3
私 「おばあちゃん、おったやん」
母 「私、こっち(隣りの部屋)におったし」  −3
私 「大丈夫やって。落ちても1mくらいやし」
母 「あかんわ。どっかぶつけたらどないするん。 
   どうにかしたりいな」  −5
私 「そんなん言うたって、どうにもならんし。○○(娘)の歯 守ろうとするのが、そんなにあかんの?」
母 「ひきつけおこしたらどないするん。こわいでー」  −5
私 「ほな、どないしたらええの!解決方法持ってへんくせにどーこー言わんといて!」

対処行動   「え〜、虫歯になったらどないするん」
ライフタスク 「起きたらどないするん」 仮想的目標  「まあ、そうやな。あんたはお母さんと違ってちゃんとやってるんやな。おほほ。困ったわね〜」
ライフタスクについての考え
       「しらんがな!ほなどないするんよ。私のせいかいな!」

この後、カウンセラーさんにいろいろ質問されました。
「普段のお母さんとの関係は?」
「歯磨きにどういう意味があるんでしょうね?」
   「歯は大事です」
「ライフタスクの「起きたらどないするん」はどう都合が悪いのですか?」
   「また私のことを責めようとしていると思いました」

少し行き詰ったので、メンバーさんに助けてもらいました。
「子供のことを二人とも考えているので、子供のために協力できないかな?」
「お母さんのいいところを掘り下げては?」
「お母さんがどんなに悪いか言ってもらったらどうでしょう?」

母の悪いところをたくさん言いました。
カウンセラーさんに「それをお母さんに伝えたことはありますか?」
と聞かれて、「言ったけどわかってもらえなかった」
「それを母に伝えてもわかってもらえないのは、私が悪いからかなとも思う」と答えました。

これからどうしようということで、「家に帰ったら、謝るつもりです」
と答え、ロープレしました。
2mほど離れて母にごめんなさいするのと、
すぐ隣まで行ってごめんなさいするのと、2パターンしました。

メンバーさんには近くで話したほうが、雰囲気がいいと言われました。
私は・・よくわからなかったのですが、帰宅後やってみました。
やってはみたのですが・・目も合わせられず、母はそそくさと自分の家に帰っていきました。

結局、今回の出来事+過去の恨みがあるので、とっても競合的なまま、形だけ謝ってもダメでしたね。でも、やらないよりはよかったと思います。

エピソード分析中は、カウンセラーさんが何を聞こうとしてるのかな? どこに向かおうとしてるのかな?と考えすぎてしまいます。
とっても熱心にカウンセラー役をしてくださったのに、すみません・・。練習になればいいのですけど。

今回学んだことは、カウンセラーさんのひたむきさです。
「なにがなんでも一塁ベース」の言葉通り、(失敗したら恥ずかしいな、間違ってないかな)というような自己執着でなく、クライエントのために精一杯という姿に学びました。

それから、メンバーさんが優しくて元気になりました。
とても競合的なエピソードですが、「あんたが悪い」と否定はせず、でも、「どれを学んでもらうのがいいでしょうね」
と学ぶことがたくさんあるんですよと教えてくださいました。

例会後に他のメンバーさんとお話ししているときに思ったことです。
私はパセージプラスもカウンセラー養成も受けてませんので、以下はただの感想です。

「他のご兄弟とお母さんの関係はどうですか?」と聞いてもらえると
そういえば、泣かされてきたのは私だけじゃないなと思い出して、「悪い子」という劣等の位置?から「そんなに悪くない子」に浮上できそうです。
そのあとに、「これからどうしますか?」と聞いてもらえるともう少し、前向きにロープレできたかもしれません。

または、「一生懸命に子育てされてるようですが、お子さんは泣いて暴れて疲れて寝てしまったんですね。」でいっぺんには学べない、
そんなにすぐにはアドラー母さんにはなれないことを思い出し、
「あなたのお母さんは、いつになったらあなたの理想のお母さんになりそうですか?」とか言われたら、
無理だな・・母を変えることはできない、と素直に思えたかもしれません。

母との時間はまだ10年くらいはあると思うので、ゆっくりやっていきたいと思います。

*報告を作成できていない月もあります。

2013年の例会

*2014年は,例会報告作成できませんでした。